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光回線の工事が必要な場合と、工事不要な場合【一戸建て編】

この記事でお伝えする内容
  • 一戸建てで工事が不要な場合
  • 一戸建てで光回線の工事が必要な場合
  • 光回線の工事の内容
目次

工事が不要な「事業者変更」と工事が必要な「新規契約」

以下のようにグループに分けた場合、Aグループ内の乗り換えであれば工事は不要になります。

そして、このAグループはいずれもフレッツ光回線を使っており、この乗り換えを「事業者変更」と呼びます。

  • 光コラボ同士の乗り換え:工事不要(事業者変更)
  • 独自回線同士の乗り換え:工事が必要(新規契約)
  • Aグループから→Bグループの乗り換え:工事が必要(新規契約)
  • Bグループから→Aグループの乗り換え:工事が必要(新規契約)

フレッツ光から光コラボへの事業者転用は、JRの同じ線路を使って異なる鉄道会社に乗り換えるようなものです。

例えば、JR東日本の列車から同じ線路を利用する私鉄の列車に乗り換えるとき、駅で簡単に乗り換えができるイメージです。

BグループはJRを使わないバスであったりタクシーのように、全く違う乗り物を使ってるイメージです。

光コラボのメリット
光コラボのメリット
  • 独自回線より月額費用が安い
  • 乗り換えの手続きが簡単
  • トラブル時の対応が早い
  • 利用者が集中する時間帯に速度が遅くなる
  • 地域によって速度差がある
  • 事業者が多いいから選ぶのに悩む

転勤などで引越しが多い家庭は、工事費用の節約、引越し先でもすぐにインターネットが使える点で、Aグループ(光コラボ)を選択するのがおすすめです。

また事業者変更以外にも、工事が不要になる場合があります。

以下では、さらに一戸建てで工事が不要になる場合と、工事が必要になる場合を詳しく解説します。

一戸建てで工事が不要な場合

  • フレッツ光から光コラボへ乗り換える場合(転用)
  • 光コンセントがすでに設置済みの場合
  • 過去に利用した光回線を再契約する場合

工事が不要な場合1

フレッツ光から光コラボへ乗り換える場合(転用)

光コラボとは、NTT東日本およびNTT西日本が提供するフレッツ光の光回線を、他のプロバイダー(例:楽天ひかり、ドコモ光)が自社ブランドで提供するサービスです。

「転用」とは、現在利用しているフレッツ光の回線をそのまま使いながら、光コラボ事業者に変更することを指します。

  • 事業者変更:光コラボから→光コラボへの乗り換え
  • 転用:フレッツ光から→光コラボへの乗り換え

つまり、新たに回線工事をすることなく、契約を変更するだけで光回線が利用できます。

この手続きは以下のような流れになります。

STEP
転用承諾番号の取得

フレッツ光の契約者はNTT東日本またはNTT西日本から「転用承諾番号」を取得する必要があります。

この番号は、光コラボ事業者への乗り換えを承認するために必要です。

STEP
光コラボ事業者との契約

希望する光コラボ事業者に転用承諾番号を提供し、新しい契約を結びます。

この際、光コラボ事業者はフレッツ光の回線情報を引き継ぎます。

STEP
サービスの開始

契約が完了すると、光コラボ事業者のサービスが開始されます。

新しいプロバイダーの料金プランやサービスの利用が開始されます。

転用のメリット
転用のデメリット
  • 月額料金が安くなる
  • プロバイダの選択肢が広がる
  • 多くの特典が利用できる
  • 転用手続きが必要
  • 手続きの間ネットが利用できない
  • 解約違約金が発生することがある

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工事が不要な場合2

光コンセントが設置済みの場合

光コンセントとは、光ファイバー回線を家庭内に引き込むための接続ポイントのことです。

通常、壁に取り付けられており、光ファイバーケーブルがここに接続されます。

光コンセントがすでに設置されている場合、工事は不要です。

光コンセントがあることで、既に光ファイバー回線が家庭内に引き込まれている状態なので工事は不要です。

プロバイダーと契約し、必要な機器を接続するだけでインターネットの利用が可能です。

しかし、以下の場合は、念のために光回線事業者へ確認が必要です。

  • 光コンセントが劣化している
  • 光ファイバーケーブルが破損している
  • 光ファイバーを通る信号の強度が適切かどうかのチェック

工事が不要な場合3

過去に利用した光回線を再契約する場合

過去に利用した光回線を再契約する場合、工事は不要です。ただし、以下の2つの条件を満たしている場合に当てはまります。

  1. 光ファイバー設備が設置されている
  2. 以前と同じ事業者と再契約する

光ファイバー設備が設置されている

過去に光回線を契約していた際に、自宅内に光ファイバーケーブルや光コンセントなどの設備が設置された場合、それらの設備をそのまま利用できます。

ただし、設備の劣化状況や、解約時に光ファイバー設備を撤去していると工事が必要になる場合もありますので、念のために事業者に確認することをおすすめします。

以前と同じ事業者と再契約する

過去に利用していた光回線事業者と同じ事業者と再契約する場合、光ファイバー設備をそのまま利用できるので工事は不要です。

一戸建てで光回線の工事が必要な場合

  • 今までインターネット回線を利用したことがない
  • 光回線や光コンセントが設置されていない
  • 現在利用している光回線と違う光回線を導入する

工事が必要な場合1

今までインターネット回線を利用したことがない場合

過去に一度もインターネット回線(光回線、ADSL、ケーブルテレビなども含む)を使用したことがない状況です。

この場合、全くインターネット回線の設備が整っていないため、光回線に限らず、最初からインターネット接続のためのインフラを整える必要があります。

工事が必要な場合2

光回線や光コンセントが設置されていない場合

宅内に光ファイバーケーブルが引き込まれておらず、光コンセントも設置されていない状況です。

例えば、現在ADSLやケーブルテレビのインターネットを利用していても、光回線を新たに引き込むための工事が必要になります。

工事が必要な場合3

現在利用している光回線と違う光回線を導入する場合

既に光回線を利用しているが、別の光回線サービスに切り替える状況を指します。

既存の光回線とは異なる新しい光回線を導入するための工事が必要です。この場合、既存の光回線の設備を使用するか、新たに設備を導入するかによって工事内容が異なります。

  • ドコモ光から→auひかりに乗り換えは工事が必要
  • ドコモ光から→楽天ひかりに乗り換えは工事が不要

ドコモ光と楽天ひかりは同じNTTの光ファイバー(光コラボ)を利用しているため宅内工事は不要です。

乗り換え工事が必要なケース
  • フレッツ光・光コラボから独自回線への乗り換え
  • 独自回線からフレッツ光・光コラボへの乗り換え
  • 独自回線から別の独自回線への乗り換え

この乗り換え工事が最も多いパターンなので、もう少し詳しく解説します。

光コラボの一例

以下の回線同士なら事業者変更だけで、工事は不要です。

  • So-net 光 コラボレーション(ソニーネットワークコミュニケーションズ)
  • OCN 光コラボレーション(NTTコミュニケーションズ)
  • @nifty 光(ニフティ)
  • BIGLOBE光(ビッグローブ)
  • DTI 光(ドリーム・トレイン・インターネット)
  • 楽天ひかり(楽天グループ株式会社)
  • SoftBank 光(ソフトバンク株式会社)
  • ドコモ光(NTTドコモ)

独自回線の一例

以下の回線は工事が必要です。

  • NURO光(ソニーネットワークコミュニケーションズ)
  • auひかり(KDDI株式会社)
  • コミュファ光(中部電力・中部テレコミュニケーション)
  • eo光(関西電力・オプテージ)
  • ピカラ光 (四国電力・STNet)
  • メガ・エッグ(中国電力・エネコム)
  • BBIQ(九州電力・QTnet)
  • auひかりちゅら(沖縄セルラー)

乗り換え工事1

フレッツ光・光コラボから独自回線への乗り換え

フレッツ光や光コラボ(NTTの光ファイバーインフラを利用したサービス)から、例えばauひかりやNURO光などの独自回線に切り替えることです。

この工事は、新しい独自回線の光ファイバーケーブルを引き込み、光コンセントやONUなど必要な機器を設置する必要があります。

乗り換え工事2

独自回線からフレッツ光・光コラボへの乗り換え

auひかりやNURO光などの独自回線から、フレッツ光や光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)に切り替えることです。

乗り換えの際は独自回線の設備を撤去し、フレッツ光や光コラボの設備を新たに導入するための工事が必要です。具体的には、光ファイバーケーブルの引き込みや必要な機器の設置を行います​。

乗り換え工事3

独自回線から別の独自回線への乗り換え

例えば、auひかりからNURO光に切り替えるなど、異なる独自回線同士の変更です。

現在の独自回線の設備を撤去し、新しい独自回線の光ファイバーケーブルを引き込み、光コンセントやONUなどの必要な機器を設置する工事が必要です。

光回線の工事の内容

新規も乗り換えも、基本的に工事の内容は同じで、光ファイバーケーブルの引き込み、光コンセントの設置、回線終端装置(ONU)の設置を行います。

ただし、工程が省略されるか追加されるかの違いがあります。

どの場合でも必ず行う工事

STEP
光ファイバーケーブルの引き込み

最寄りの電柱から建物内にケーブルを引き込みます。

光ケーブルを室内へ引き込む際は、電話用の配管が利用されます。

ただし、以下のようなケースでは壁の穴あけが必要になります。

  • 配管に空きスペースがない
  • 配管がさびや土で詰まっている
  • 配管が曲がって取り付けられている
STEP
光コンセントの設置

室内に光ファイバーケーブルを接続するための光コンセントを設置します。

STEP
回線終端装置(ONU)の設置

光信号を電気信号に変換するための機器を設置します。

ケースごとの追加工事、省略される工事

現在の光回線を他の光回線に切り替える場合

例として、楽天ひかりからauひかりへ乗り換える場合、既存の設備を部分的に利用できるため、工事の一部が省略されることがあります。

例えば、既に光コンセントが設置されているなら、再設置の必要がありません。ただし、新しい回線に適合するように機器の交換や追加の配線が必要な場合もあります。

独自回線から別の独自回線への乗り換え

例えば、NURO光からauひかりの乗り換える場合、既存の回線設備の撤去が必要です。その後、新しい独自回線のケーブルを引き込み、必要な機器を設置します。

NURO光からauひかりの乗り換える具体的な方法は以下の記事にまとめています。

光回線の工事に関するよくある質問と回答

光回線の工事費用はどれくらいかかりますか?

光回線の工事費用はプロバイダや契約プランによって異なりますが、一般的には無料キャンペーンを利用することで工事費が実質無料になることが多いです。通常の工事費は20,000円から40,000円程度が相場です。また、特定の条件を満たすことで割引を受けられることもあります。

工事前に準備しておくべきことはありますか?

工事前に以下の準備を行っておくことが推奨されます。

  1. 契約書類の確認: 工事日時や工事内容、必要な設備などが記載された契約書類を確認します。
  2. 立ち会いの準備: 工事当日は立ち会いが必要です。立ち会い者が自宅にいるように調整しましょう。
  3. 設置場所の確認: ONU(光回線終端装置)やルーターを設置する場所を事前に決めておき、コンセントの位置や周辺のスペースを確保しておきます。
既存のインターネット契約がある場合、光回線に切り替えるときの注意点は?

既存のインターネット契約を解約する際には、以下の点に注意が必要です。

  1. 解約手続き: 既存のプロバイダに連絡し、解約手続きを行います。解約手続きには時間がかかる場合があるので、早めに行うとスムーズです。
  2. 違約金: 契約期間中の解約には違約金が発生する場合がありますので、事前に契約内容を確認してください。
  3. 光回線の利用開始時期: 新しい光回線が開通するタイミングに合わせて解約日を調整し、インターネットが使えない期間が発生しないように注意します。

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