集合住宅編
工事不要で光回線の乗り換えができるケース
- 光コンセントが既に設置されている場合
- フレッツ光から光コラボへ転用する場合
- 光コラボから光コラボへの事業者変更する場合
光コンセントが既に設置されている場合
光コンセントは宅内に光ファイバーケーブルを引き込むための接続ポイントとして使われます。この光コンセントは一度設置すると、乗り換えをした場合でもそのまま利用することができるので、再度工事を行う必要がありません。
すでに光コンセントが設置されていれば新しい光回線を契約する時でも、提供される光回線終端装置(ONU)に接続するだけで自動的に設定が完了します。ルーターの設定が完了すれば、インターネットが利用可能になります。
ただし、光ファイバーや光コンセントが経年劣化してる場合は工事が必要になります。
- 集合住宅の共用設備として設置されている場合
- 新築またはリフォーム済みの住宅の場合
- 賃貸住宅や中古住宅で、前の住人が光回線を使用していた場合
光コンセントの設置状況の確認方法
不動産業者や管理会社に確認
賃貸や購入した場合、不動産業者や管理会社に問い合わせることで、光コンセントの設置状況を確認することができます。
実際に光コンセントを見て確認する
室内の壁にあるコンセントボックスを確認します。光コンセントは通常、LANケーブル用の差し込み口とは異なる形状をしており、「光」や「FTTH」といった表示がされていることが多いです。
前の住人に確認
前の住人に連絡が取れる場合、光回線を使用していたかどうかを確認するのも一つの方法です。
フレッツ光から光コラボへ転用する場合
フレッツ光から光コラボへの転用とは、NTT東日本・西日本が提供するフレッツ光回線を、光コラボ事業者(例えば、OCN、ソフトバンク光、ドコモ光など)のサービスに切り替える手続きです。
利用するプロバイダーがフレッツ光からソフトバンク光やドコモ光などに変わりますが、回線自体はNTTのものを引き続き利用します。
例えば、以下のAグループ(光コラボ)内で光回線を乗り換える場合は工事が不要です。逆にBグループ(独自回線)の契約者は乗り換える、あるいは引っ越すたびに工事が必要になります。
光コラボ同士の乗り換 | 工事不要(事業者変更) |
---|---|
独自回線同士の乗り換え | 工事が必要(新規契約) |
Aグループから →Bグループの乗り換え | |
Bグループから →Aグループの乗り換え |
工事が不要な理由
フレッツ光から光コラボへの転用は、回線そのものは同じNTTの光ファイバー回線を使用します。そのため、新たに光ファイバーを敷設する必要がありません。物理的なインフラは既に整っているため、追加の工事は不要です。
転用の手続きは、基本的にシステム上で設定を変更だけで完了します。これは、回線の管理情報をNTTから光コラボ事業者に移行する作業で、ユーザーは特に何もすることはありません。
例外的な場合は工事が必要
- 光ファイバーケーブルの損傷
- 光ファイバーケーブルの修理または交換
- 光回線終端装置(ONU)の故障
- 修理または交換
- インターネット接続が不安定、速度が遅い
- 配線の点検と修理、場合によっては配線の再構築
光コラボから光コラボへの事業者変更する場合
光コラボへの事業者変更とは、現在利用している光コラボ事業者から別の光コラボ事業者へサービスを切り替える手続きです(例えば、ソフトバンク光からドコモ光への乗り換え)。この変更は、NTTの光ファイバー回線を引き続き使用するため、物理的な回線工事は不要です。
工事が不要な理由
光コラボ事業者間の変更でも、利用する物理的な光ファイバー回線はNTTが提供するものです。したがって、新たに回線を敷設する必要はなく、既存の回線をそのまま使用できます。
事業者変更は、システム上の設定変更のみで完了します。NTTのデータベースで契約情報を更新し、新しい光コラボ事業者に切り替えるだけです。この手続きはオンラインで行われます。
事業者変更手続きの流れ
現在利用中の光コラボ事業者から「事業者変更承諾番号」を取得します。この番号は新しい光コラボ事業者への変更手続きに必要です。
新しい光コラボ事業者に対して事業者変更の申し込みを行います。この際、事業者変更承諾番号を提出します。
システム上の手続きが完了すると、新しい光コラボ事業者のサービスが利用可能になります。新しい接続情報をONUやルーターに設定することで、インターネット接続が確立されます。
工事が必要なケース
- 今まで光回線を導入していない建物に、光回線を導入する場合
- 独自回線を契約する場合
光回線を導入していない建物の場合や独自回線を契約する場合、新たに光ファイバーケーブルを建物内に引き込む必要があります。
光ファイバーは既存の配線とは異なるため、専用のケーブルを敷設するための配線ルートの確保、ケーブルの固定、建物内部への引き込み口の設置、および光回線専用の終端装置の設置(ONU)が必須です。
ホームルーターなら工事不要
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月額料金 | 4,950円 |
- 5G対応
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- 工事不要
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光回線のような工事が不要で、電源に接続するだけですぐに利用を開始できます。賃貸住宅や工事が難しい場所でも簡単に導入できます
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1〜6カ月目 | |
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工事が必要な時の注意点
- 管理会社や大家に許可をとる
- 工事費用を確認する
- 工事の内容を確認する
- 退去時の原状回復について確認する
注意点1
管理会社や大家に許可をとる
集合住宅では、光回線の工事に伴い、共用部分や壁に穴を開けたり、光ファイバーケーブルを通したりすることがあります。そのため、事前に必ず大家や管理会社の許可を得る必要があります。許可なしに工事を進めてしまうと、トラブルに発展する可能性があります。
大家さんの許可をとる方法については以下の記事が参考になります。
注意点2
工事費用を確認する
光回線の工事には、基本工事費に加えて、オプション工事費がかかる場合があります。オプション工事費は、数千円から数万円程度と、内容によって費用が異なります。
例えば土日祝日に工事をしたり、早朝や深夜に工事を依頼したりすると追加の費用が発生します。以下は楽天ひかりの基本工事費とオプション料金です。
マンションプラン(集合住宅)
派遣工事あり | 派遣工事なし | ||
---|---|---|---|
配線調整あり | 配線調整なし | ||
一括 | 22,000円 | 11,660円 | 3,300円 |
分割(24回) | 916円月 | 485円/月 | 137円/月 |
時間帯を指定する場合
時間帯/1 時間ごとに指定可能 | 金額 |
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昼間(9:00~16:00) | 12,100円(税込) |
夜間(17:00~21:00) | 東日本エリア 19,800円(税込) 西日本エリア 22,000円(税込) |
深夜(22:00~8:00) | 東日本エリア 30,800円(税込) 西日本エリア 33,000円(税込) |
夜間・深夜を希望の場合
時間帯 | 金額 |
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夜間(17:00~22:00) | (昼間の工事費-1,100円)×1.3倍+1,100円(税込) |
深夜(22:00~8:30) | (昼間の工事費-1,100円)×1.6倍+1,100円(税込) |
日時 | 金額 |
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土日・祝日 | 3,300円(税込) |
注意点3
工事の内容を確認確認する
光回線の工事には、大きく分けて以下の3つのパターンがあります。
1:建物内に光ファイバーが引き込まれていない場合
光ファイバーケーブルを建物内に引き込み、各戸まで光コンセントを設置する工事が必要になります。
2:建物内に光ファイバーが引き込まれているが、各戸まで光コンセントが設置されていない場合
各戸まで光コンセントを設置する工事が必要になります。
3:建物内に光ファイバーが引き込まれており、各戸まで光コンセントも設置されている場合
この場合は、宅内のみの機器設置工事のみで済みます。既に光コンセントが設置されているため、追加の大規模な工事は不要で、ONUなどの機器を設置するだけでインターネットが利用可能です
どのパターンになるかは、集合住宅によって異なります。事前に確認しておくことで、工事当日の準備や立ち会いの必要性などを把握することができます。
注意点4
退去時の原状回復について確認する
光回線の工事に伴い、壁に穴を開けたり、光コンセントを設置したりする場合、退去時に原状回復が必要となる場合があります。原状回復にかかる費用は、業者や契約内容によって異なります。事前に確認しておくことで、退去時のトラブルを回避することができます。
大家さんによっては、次の入居者がすぐにインターネットを使えるように、現状回復が不要になるケースもあります。