メッシュWi-Fi 無線LANルーター売れ筋ランキング
\ 1位〜50位 /
売上に基づいた最も人気の商品。
頻繁に更新されます。
「メッシュWi-Fi」と「Wi-Fi中継器」の2つ違い
メッシュWi-FiとWi-Fi中継器は、どちらもWi-Fi電波の範囲を広げるための機器ですが、仕組みと性能が大きく異なります。
違い1
仕組みが違う
メッシュWi-Fiは、従来のWi-Fiルーターとは異なり、複数のWi-Fiアクセスポイントを組み合わせてネットワークを構成するシステムです。
網目(メッシュ)のように、複数のアクセスポイントが互いに連携することで、電波を中継し合い、家全体に安定したWi-Fi電波を届けます。
従来のWi-Fiルーターでは、電波が届きにくい場所や、通信速度が遅くなる場所が発生しがちでした。
しかし、メッシュWi-Fiであれば、こうした問題を解消することができます。
メッシュWi-Fiの仕組み
複数のアクセスポイントから電波を拾う
メッシュWi-Fiは、2台以上のWi-Fiアクセスポイントを必要とします。
これらのアクセスポイントは、家全体にまんべんなく配置する必要があります。
自動的にネットワークを構築する
各アクセスポイントは、電源を入れるだけで自動的に他のアクセスポイントと連携し、ネットワークを構築します。
複雑な設定は不要です。
まんべんなく電波を中継する
各アクセスポイントは、他のアクセスポイントからの電波を中継し、家全体に安定したWi-Fi電波を届けます。
シームレスローミング
ユーザーが家の中を移動しても、途切れることなくシームレスに通信することができます。
これは、各アクセスポイントが常に最適なアクセスポイントを自動的に選択するためです。
一方、従来のWi-Fi中継機は、既存のWi-Fiルーターから発せられる電波を拾い、それを増幅して再送信することで、電波が届きにくい場所の通信を改善する機器です。
従来のWi-Fi中継機の仕組み
既存のWi-Fiルーターから電波を拾う
中継機は、既存のWi-Fiルーターから発せられる電波をアンテナで受信します。
電波を増幅する
中継機は受信した電波を増幅し、より強い電波に変換します。
増幅した電波を再送信する
中継機は、増幅した電波を別のアンテナから発信し、電波が届きにくい場所へ電波を届けます。
違い2
性能が違う
メッシュWi-FiとWi-Fi中継機は、どちらもWi-Fi電波の範囲を広げるための機器ですが、性能面において通信速度、安定性、電波をカバーする範囲など、いくつかの大きな違いがあります。
項目 | メッシュWi-Fi | Wi-Fi中継機 |
---|---|---|
通信速度 | 速い | 遅い |
安定性 | 安定している | 途切れやすい |
カバー範囲 | 広い | 狭い |
セキュリティ | 高度な機能搭載 | 製品によって異なる |
その他 | ファームウェア自動更新など | 製品によって異なる |
メッシュWi-Fiは、従来のWi-Fiルーターよりも高価ですが、広い家や、電波が届きにくい家、安定した通信環境を求めている人にとっては、非常に有効的です。
通信速度の違い
メッシュWi-Fi
複数のアクセスポイントが連携して電波を中継するため、従来のWi-Fiルーターよりも高速な通信速度を実現できます。
多くのメッシュWi-Fi製品は、最新のWi-Fi規格であるWi-Fi 6に対応しており、理論上最大1200Mbpsを超える通信速度を実現できます。
Wi-Fi中継機
既存のWi-Fiルーターから電波を拾って再送信するため、電波速度が低下することがあります。
中継機を経由すると、電波強度が弱くなるため、本来の通信速度よりも遅くなります。
またWi-Fi 6に対応している機種が少なく、最大通信速度は理論上最大866Mbps程度となります。
安定性の違い
メッシュWi-Fi
複数のアクセスポイントが連携して電波を中継するため、電波が途切れにくく、安定した通信が可能。
また、メッシュWi-Fiはシームレスローミング機能を搭載しているため、アクセスポイント間の移動もスムーズに行えます。
Wi-Fi中継機
電波状況によっては、通信が途切れることがあります。
中継機を経由すると電波強度が弱くなるため、途切れやすくなります。
また、多くのWi-Fi中継機はシームレスローミング機能を搭載していないため、アクセスポイント間の移動時に通信が途切れることがあります。
カバー範囲の違い
メッシュWi-Fi
複数のアクセスポイントを組み合わせることで、広い範囲に電波を届けることができます。
家全体や、庭やガレージなど、従来のWi-Fiルーターでは電波が届かなかった場所でも、安定した通信が可能になります。
Wi-Fi中継機
電波の範囲は、既存のWi-Fiルーターの電波範囲を拡張する程度です。
家全体をカバーするには、複数のWi-Fi中継機が必要となる場合もあります。
メッシュWi-Fiのメリット・デメリット
メリット1
広い範囲で安定したWi-Fi接続ができる
従来のWi-Fiルーター単体では電波が届きにくい場所や、障害物が多い場所ではWi-Fiの速度が低下したり、途切れたりすることがありました。
メッシュWi-Fiは複数のルーターが連携して電波を中継するため、家全体を網羅し、壁や家具などの障害物があっても、安定したWi-Fi接続を提供できます。
特に以下のような環境でメッシュWi-Fiの効果が発揮されます。
- 広さ30坪を超える一戸建て
- 2階建てや3階建ての住宅
- 鉄筋コンクリート造のマンション
- Wi-Fiが届きにくい地下室
- 離れやガレージ
例えば・・
- 広いリビングで、家族全員が複数の端末を同時に利用していても、快適に動画視聴やオンラインゲームを楽しむことができる。
- 離れた書斎や寝室でも、安定したWi-Fi接続でテレワークやオンライン学習に集中できる。
- 屋外にあるテラスやバルコニーでも、途切れることなくWi-Fiを利用できる。
メリット2
端末数が多い環境でも快適に利用できる
近年、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど、インターネット接続する端末が増えています。
従来のWi-Fiルーターでは、多くの端末が同時に接続すると、通信速度が低下したり、不安定になったりすることがありました。
メッシュWi-Fiは複数のルーターで通信負荷を分散するため、たとえ多くの端末を接続しても、快適に利用できます。
特に以下のような場合に有効です。
- 家族で複数のスマートフォンやタブレット、パソコンを利用する
- 多くのゲストがWi-Fiを利用する
- IoT機器を多数導入している
例えば・・
- 家族5人で、それぞれスマートフォン、タブレット、パソコンで高画質の動画を視聴していても、全員が快適にインターネットを利用できる。
- ホームパーティーで、10人以上のゲストがスマートフォンやタブレットでSNSを利用しても、ストレスなく楽しめる。
- スマートスピーカー、スマートロック、ロボット掃除機など、さまざまなIoT機器を接続しても、スムーズに動作する。
メリット3
シームレスなローミングが可能
従来のWi-Fiルーターの場合、電波の弱い場所では接続が途切れたり、速度が低下したりすることがありました。
メッシュWi-Fiなら、常に最適なルーターに接続できるので、そのようなストレスがありません。
具体的には、以下のような状況でその恩恵を受けられます。
- 家の中を移動しながら、ビデオ通話やオンラインゲームを続ける
- Wi-Fi接続を維持したまま、家中を自由に移動する
例えば・・
- リビングでビデオ通話をしている最中に、キッチンへ移動しても、途切れることなく通話を続けることができる。
- 広い家の中や、別の階を移動しながら、スマートフォンでオンラインで音楽を聴いたり、動画を見たりすることができる。
デメリット1
導入コストが高い
Wi-Fiルーターよりも、メッシュWi-Fiは複数台のルーターが必要となるため、導入コストが高くなります。
また、1台ごとのルーターも高額です。
デメリット2
すべての機器がメッシュWi-Fiに対応していない
メッシュWi-Fiの恩恵を受けるためには、すべての接続機器がメッシュWi-Fiに対応している必要があります。
対応していない機器の場合は、従来のWi-Fi接続で利用することになります。
デメリット3
通信速度が若干低下する可能性がある
複数のルーターを経由して通信するため、従来のWi-Fiルーター単体よりも通信速度が若干低下する可能性があります。
ただし多くの場合、体感できるほどの差ではありません。
メッシュWi-Fiがおすすめの方
- 広い家や複雑な間取りの住宅に住んでいる方
- 複数の端末を同時に利用すると速度が遅くなる方
- オンラインゲームや動画配信などを利用するとインターネットが中断する方
広い家や複雑な間取りの住宅に住んでいる方
通常のWi-Fiルーターは、ルーターから離れるほど信号が弱まるため、広い家では一部の部屋で接続が不安定になることがあります。
しかしメッシュWi-Fiでは、各ノード(ルーター)が信号を受け取り、信号を増幅して次のノード(ルーター)へとリレーするため、家のどのにいても信号が均等に行き渡ります。
この信号のリレーは二階建てや三階建の住宅や、壁や家具などが多い住宅で、信号の低下を防ぐのに有効です。
さらに、メッシュWi-Fiは自動的にネットワークの最適なルートを感知し、デバイス間の切り替えをスムーズに行います。
例えば、一階から二階に移動する際、メッシュWi-Fiは接続しているデバイスが最も信号の強いノード(ルーター)に自動的に切り替えるため、ビデオ通話やストリーミング中に通信が途切れることがほとんどありません。
複数の端末を同時に利用すると速度が遅くなる方
複数のデバイスが同時にインターネットに接続している場合、通常のルーターだと1つの送信ポイントからすべてのデータが配信されるため、帯域幅が飽和してしまいがちです。
その結果、接続速度が遅くなったり接続が中断されたりします。
これに対してメッシュWi-Fiでは、複数のノードがデータの送受信を担い、それぞれが独立して動作するため、ネットワークの負荷が一か所に集中することなく、全体的に均等に分散されます。
複数のデバイスが同時にインターネットに接続しても、メッシュWi-Fiならインターネット回線の遅延や切断が起こりにくくなります。
オンラインゲームや動画配信などを利用するとインターネットが中断する方
インターネットの中断や遅延が発生する主な原因の一つは、電波が弱い位置にデバイスがあるためです。
従来のWi-Fiの場合、家の中の離れた場所や障害物の多いエリアにいると、ルーターからの信号が弱まり、その結果として接続が不安定になったり速度が落ちたりすることがあります。
メッシュWi-Fiは複数のノード(ルーター)を使用して家全体にWi-Fi信号を均等に分散させるため、Wi-Fiのカバレッジ(範囲)を広げることができます。
従来のWi-Fiルーターが一箇所から放射する信号に対し、メッシュWi-Fiは各ノードが連携して信号を中継し、家の隅々まで強い信号を提供します。
これにより、Wi-Fiの死角が減少し、より広範囲で安定した接続が可能になります。
メッシュWi-Fiの選び方
メッシュWi-Fiを選ぶ際には、以下の3つのポイントをおさえておくことが重要です。
- 設置場所と接続機器
- 通信速度
- 互換性と将来性
設置する台数と場所
メッシュWi-Fiは、設置場所の広さに応じて必要な台数が異なります。
一般的には、1台あたり約100平方メートルを目安にすると良いでしょう。
広い家や複数の階建ての場合は、複数のメッシュWi-Fiが必要になります。
多くの機器を接続する場合は、MU-MIMO(Multi-User MIMO)に対応したメッシュWi-Fiを選ぶことをおすすめします。
MU-MIMOは、複数の機器に同時に電波を送受信できる技術で、通信速度の高速化や安定化に効果があります。
通信速度
メッシュWi-Fiには、Wi-Fi 5、Wi-Fi 6、Wi-Fi 6Eなどの規格があります。
Wi-Fi 6は、Wi-Fi 5よりも高速で安定した通信が可能で、多くの機器を接続する場合は特に重要です。
Wi-Fi 6Eは、さらに新しい規格で、6GHz帯の電波を利用できるため、より高速な通信が可能です。
メッシュWi-Fiの最大通信速度は、理論上の最大値であり、実際の通信速度は環境によって異なります。
しかし、ある程度の目安にはなります。
複数の機器を接続する場合は、300Mbps以上、オンラインゲームや動画視聴などを頻繁に行う場合は、1Gbps以上の最大通信速度を持つメッシュWi-Fiを選ぶことをおすすめします。
互換性と将来性
現在使用しているデバイスやスマートホームがあれば、それらの危機とメッシュWi-Fiルーターをの互換性を確認することが重要です。
特に、スマートホームデバイスがIoT標準や特定の通信プロトコルを要求する場合、これに対応しているメッシュWi-Fiルーターを選ぶ必要があります。
また、将来的にデバイスの追加が考えられる場合、簡単に追加のノードを組み込める拡張性のあるメッシュWi-Fiルーターを選ぶべきです。
これにより、初期投資を最大限に活用し、将来的なニーズに柔軟に対応できます。
これらを総合的に判断すると以下のルーターが使いやすく、拡張するにも簡単でおすすめです。
おすすめメッシュWi-Fiルーター