VPN接続とは?
VPNは、Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)の略であり、インターネットを介してプライベートな通信網を作成する技術です。
プライベートな通信網を使ってインターネットに接続することを「VPN接続」と言います。
例えば、インターネットを使うのは公共のバスや電車を使うのと同じです。バスや電車は安い料金で利用できますが、そこには自分以外のさまざまな人がいて、犯罪や事故などのリスクが高まります。
一方で、自分だけが使える道路を作るには莫大なお金が必要です。VPNは、誰もが使う道路を自家用車で移動することに例えられます。
道自体は他の人も使っていますが、車内は自分だけのプライベートな空間です。VPNはコストを抑えながらも、一般のインターネットよりも高い安全性とプライバシーを確保する手段として広く利用されています。
VPNを使用すると、端末(コンピュータ、スマートフォンなど)がインターネットに接続する際、第三者による傍受やデータの盗み見を防ぐことができます。
また、地理的に制限された海外から日本のコンテンツや、逆に日本から海外のコンテンツへのアクセスを可能にするなど、さまざまな用途で使用されています。
VPNを使うことで今までできなかったことが実現できたり、より安全にインターネットを利用できたりします。
VPNでできる3つのこと
- インターネット接続を、暗号化された安全なものにする
- 世界中の動画や音楽などのコンテンツにアクセスできる
- 危険なフリーWi-Fiを安心して利用できる
VPNでできること1
インターネット接続を暗号化された安全なものにする
通常のインターネットの接続は、暗号化されていません。セキュリティが甘く悪意のある人に通信を傍受される危険があります。
しかしVPNに接続すると、世界中に設置されたVPNサーバーのトンネルの中に隠れます。
トンネルの中でデータは暗号化されるので、他人の侵入を許さない安全な通信を可能にします。
成田第3ターミナルのWi-Fi家より早い(笑)セキュリティはVPNを使うと安全 pic.twitter.com/HoICwv7a7p
— とるちん@JGC+ディズニー+旅+📷 (@1lovdisney) December 12, 2018
VPNでできること2
世界中のコンテンツにアクセスできる
海外に行った時、huluで日本のドラマが観たい、GYAOで日本のバラエティを観たいと思ったのに観れなかったという経験を持つ方はたくさんいます。
逆に、海外のNetflixで新作の映画がやっているので観ようと思ったのに、日本からは観れないというケースもあります。
VPNに接続していると、これまでできなかったこれらがすべて実現できます。
日本にいながらアメリカのサーバーに接続できるため、アメリカだけでしかみられないアメリカ版のNetflixが視聴できます。
韓国のサーバーに接続すれば、同じく韓国版のNetflixが視聴できます。
VPNサーバーは世界中に設置されているので地理的な制約を解除します。
海外旅行に行くとAmazonプライムなど日本のコンテンツが制限されて見れなくなります😇
— はぴこ@トラベルphotographer (@HappyTravelerwK) August 20, 2023
今回旅行中にバチェラー5のネタバレを踏みそうで、VPN利用してダウンロードしちゃいました🤣
利用したのはMillen VPN。
1週間プランが600円くらいであり、アプリを入れるだけで使えてとても便利でした🥰… pic.twitter.com/V1xdnwv746
VPNでできること3
フリーWi-Fiを安心して利用できる
身の回りにはコンビニ、駅、カフェなどさまざまなフリーWi-Fiが溢れています。便利なフリーWiFiですが、その裏には大きな危険が潜んでいます。
悪意がある者にとって、暗号化されていないフリーWi-Fiへのハッキングは簡単にできてしまいます。
また正規のフリーWi-Fiにそっくりな偽物のWi-Fiを作成し、それに接続した端末を乗っ取られる被害にあうこともあります。
被害者は乗っ取られた自覚ががないため、あとで被害に気がついたとしても、いつどこで乗っ取られたのかが把握仕切れません。
VPNを使用していると、すべての接続が安全になります。
たとえフリーWi-Fiや偽物のWi-Fiに接続していても、通信自体はVPNのトンネルに隠れているので外部からは何もわかりません。
本人以外の人物は、ネットワークを一切見ることはできません。
以下の記事では、フリーWi-Fiでインスタのアカウントがどうやって乗っ取られるのかを解説しています。
VPN使わないとフリーWi-Fiは怖いぞ! pic.twitter.com/kg6jxFxB2i
— からしまおじさん(元まかろに) (@5c8382525810) August 1, 2015
VPNと専用線との違い
- 通信速度
- 使用用途
- 利用できる場所
- 利用するコスト
- セキュリティの強度
VPNと専用線との違い1
通信速度
VPNの通信速度は、利用するインターネットの回線速度やVPNサーバーの性能に依存します。暗号化処理により、若干の遅延が発生することがあります。
一方、専用線は専用の物理回線を使用するため、非常に高速で安定した通信が可能です。帯域幅が保証されており、データ転送速度が速いです。
VPNと専用線との違い2
使用用途
VPNはリモートワークやインターネット上のプライバシー保護、地理的制限の回避など、多岐にわたり利用されます。個人から企業まで幅広く使用されています。
専用線は企業のオフィス間通信やデータセンター間の接続、大容量データの高速転送などの用途に適しています。大規模なデータ転送やリアルタイムのデータ通信が必要な場合に最適です。
VPNと専用線との違い3
利用できる場所
VPNはインターネットに接続できる場所ならどこでも利用可能です。自宅、職場、カフェ、ホテルなど、Wi-Fiやモバイルデータがあればどこでも接続できます。
専用線は決められたの地点間を直接接続する物理的な回線であり、設置された場所間でのみ利用可能です。通常、企業のオフィスやデータセンター間で使用されます。
VPNと専用線との違い4
利用するコスト
VPNは比較的低コストで利用できます。月額料金や年間料金で提供され、無料のサービスも存在します。特別なハードウェアや設置工事が不要なため、初期投資もほとんどかかりません。例えばNordVPNの月額費用は550円〜2,260円です。
一方、専用線は設置費用や維持費が高額です。物理的な回線を敷設するため、初期費用が高く、月々の利用料金も高額になります。例えばKDDI 国内イーサネット専用サービスは、月額費用が187,000円〜352,000円です。
VPNと専用線との違い5
セキュリティの強度
VPNはデータを暗号化して送受信するため、第三者による傍受を防ぐことができます。ただし、そのセキュリティレベルはプロトコルや設定によります。
また、サービスプロバイダーによってはログを保持している場合があります。専用線は物理的に隔離された回線を使用するため、外部からの侵入や傍受がほぼ不可能です。最も高いレベルのセキュリティを提供します。
VPNと専用線は利用コスト、利用場所、通信速度、セキュリティの強度、使用用途において明確な違いがあります。それぞれの特徴を理解し、ニーズに合った選択をすることが重要です。
海外と比較して日本でVPNが普及していない理由
- インターネット環境が良いから
- セキュリティに対する意識が低いから
- VPNの認知度と理解度が低いから
インターネット環境が良いから
日本のインターネット環境は、世界的に見ても高速で安定しています。そのため、VPNを利用する必要性が欧米諸国と比べて低いと感じられているようです。
また、一部の国ではインターネットの利用規制が厳しく、VPNが当たり前のように利用されています。
日本ではインターネットの自由度が高く、SNSは自由に使えますし、見たい動画があれば自由に視聴でき、制限されることはないので、VPNの必要性を感じにくいかもしれません。
セキュリティに対する意識が低いから
日本では、欧米諸国と比べてセキュリティに対する意識が低いと言われています。そのため、個人情報の漏洩やハッキングなどのリスクを認識していない人が多く、VPNを利用する必要性を感じていないようです。
近年、日本でもセキュリティ対策の重要性が徐々に認識されつつありますが、欧米諸国と比べるとまだ追いついていない状況と言えます。
VPNの認知度と理解度が低いから
日本では、VPN自体がまだあまり知られていないという問題もあります。また、VPNの仕組みや利用方法を理解している人が少ないという課題もあります。
日本、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどを含む世界18か国で調査したところ、VPNを利用している日本人は1割未満で最下位(NordVPNより)。
そのため、VPNを利用したいと思っても、適切なVPNサービスを選ぶことができず、導入を断念してしまうケースが多いようです。
VPN接続のメリット
- 海外から日本のサイトにアクセスできる
- 日本から海外限定のサービスにアクセスできる
- セキュリティが向上する
メリット1
海外から日本のサイトにアクセスできる
海外旅行中や海外出張中に、日本の動画配信サービスやオンラインショップなどを利用したい場合、VPN接続を利用することで、あたかも日本にいるかのようにアクセスすることができます。
これは、VPNサーバーが日本のIPアドレスを持っているため、日本のサービス提供事業者から日本国内からのアクセスと認識されるからです。
以下の国から日本のVODサービスを利用できます。
海外から日本に接続できる国名
MillenVPN | NordVPN | Surfshark | |
---|---|---|---|
中国 | ○ | △ | △ |
台湾 | ○ | ○ | ○ |
韓国 | ○ | ○ | ○ |
その他アジア | ○ | ○ | ○ |
北アメリカ | ○ | ○ | ○ |
南アメリカ | ○ | ○ | ○ |
ヨーロッパ各国 | ○ | ○ | ○ |
オセアニア | ○ | ○ | ○ |
アフリカ各国 | ○ | ○ | ○ |
ロシア | ○ | △ | △ |
ウクライナ | ○ | ○ | ○ |
- Netflix
- Amazon Prime Video
- Disney+
- Hulu
- U-NEXT
- dTV
- Paravi
- FODプレミアム
- ABEMAプレミアム
- WOWOWオンデマンド
- TVer
- GYAO!
- Rakuten TV
- TSUTAYA TV
- auビデオパス
- Apple TV+
- Google Play ムービー&TV
- DAZN
- ひかりTV
メリット2
日本から海外限定のサービスにアクセスできる
日本国内では利用できない動画配信サービスや音楽配信サービスなどの海外限定サービスも、VPN接続を利用することで利用することができます。
これは、VPNサーバーが海外のIPアドレスを持っているため、海外のサービス提供事業者から海外からのアクセスと認識されるからです。
例えば、Netflixは国によって配信コンテンツが異なるため、日本国内では視聴できない作品があります。しかし、VPNを利用してアメリカにあるVPNサーバーに接続することで、Netflixアメリカ版にアクセスし、日本未配信の作品を視聴することができます。
メリット3
セキュリティが向上する
VPN接続は、インターネット上の通信を暗号化するため、第三者による盗聴や改ざんから守ることができます。これは、VPNサーバーを経由して通信するため、通信内容が暗号化された状態で送受信されるからです。公衆Wi-Fiなどのセキュリティが低いネットワークを利用する場合でも、安心してインターネットを利用することができます。
徐々に危機増え『穴熊化』😅
— 福元【家庭学習】自然と音楽 (@tohru_f0527) January 5, 2021
○オンプレでバックアップ(二重)
→冬場は特にデータ保守重要(静電気)
バックアップ用ディスがあれば、フリーソフトで自動バックアップできます🍵
Raidより低コスト、簡単です。
VPN環境下なら、現場など離れた場所のデータバックアップも安全。#バックアップ pic.twitter.com/NPgZxoxyC2
VPN接続のデメリット
- 通信速度が低下する場合がある
- 接続が不安定になる場合がある
- セキュリティに不安がある(無料VPN)
デメリット1
通信速度が低下する場合がある
VPNを使用すると、データがVPNサーバーを経由するため、通信速度が低下する可能性があります。特に、遠隔地のVPNサーバーを使用する場合や、VPNサーバーに高い負荷がかかっている場合、速度低下が顕著になることがあります。
通信速度が低下することで、ストリーミングやオンラインゲームなどラグが発生することがあります。
デメリット2
接続が不安定になる場合がある
一部のVPNサービスでは、接続が不安定になることがあります。これはサーバーの混雑状況、使用しているプロトコルや暗号化の強度、ユーザーのインターネット接続の質など、さまざまな要因によるものです。
接続が頻繁に切れる場合、作業の中断やデータの損失が発生するリスクが高くなります。
VPNを選ぶ際は、以下の高品質なサービスがおすすめです。
デメリット3
セキュリティに不安がある(無料VPN)
無料VPNは手軽に利用できる反面、セキュリティに不安があります。無料VPNはユーザーのデータを暗号化せずに送信したり、第三者に個人情報を販売したりする可能性があります。
またソフトウェアには必ず脆弱性が存在します。無料VPNの場合、開発リソースが限られているため、脆弱性が発見されても迅速に修正されません。脆弱性を悪用された場合、情報漏洩やマルウェア感染などの被害につながります。
VPN接続の仕組み
VPNに接続すると、以下のステップで通信が暗号化されます。
- 仮想の回線を作る「トンネリング」
- パケットにアドレスを付与する「カプセル化」
- 不正アクセスを防ぐ「認証」
- 情報漏洩を防ぐ「暗号化」
STEP1
仮想の回線を作る「トンネリング」
VPNサーバーと利用者のデバイス間には、暗号化された仮想トンネルが構築されます。このトンネルは海底トンネルのように、インターネット上の他のトラフィックとは隔離された安全な経路となります。
具体的には、以下のプロトコルを用いてトンネリングが行われます。
L2TP/IPsec
L2TP/IPsecは、レイヤ2トンネリングプロトコル(L2TP)とインターネットプロトコルセキュリティ(IPsec)を組み合わせたプロトコルです。長年に渡って広く利用されており、安定性と実績が特徴です。
OpenVPN
OpenVPNは、オープンソースのVPNプロトコルです。高いセキュリティと柔軟性を持ち、さまざまなプラットフォームやニーズに柔軟に対応できます。
WireGuard
WireGuardは、2016年に発表された比較的新しいVPNプロトコルです。シンプルで軽量な設計により、高速かつ安定した通信を実現します。
STEP2
パケットにアドレスを付与する「カプセル化」
送受信されるデータパケットは、荷物を梱包するように、VPNサーバーのIPアドレスと宛先サーバーのIPアドレスを含む新しいヘッダー情報でカプセル化されます。
カプセル化されたパケットは、暗号化されたトンネル内を安全に輸送され、宛先サーバーにのみ届きます。
STEP3
不正アクセスを防ぐ「認証」
VPN接続時にはパスワード入力だけでなく、さまざまな認証方式を用いて本人確認が行われます。これにより、他者によるなりすましや不正アクセスを防止します。
代表的な認証方式は以下の通りです。
ユーザー名とパスワード
最も基本的な認証方式です。ユーザー名とパスワードを入力して認証を行います。ただし、パスワードだけでは不十分な場合もあるため、他の認証方式と組み合わせて使用されることが多いです。
2段階認証
2段階認証はSMSやメールによる認証、アプリによる認証を追加することで、本人以外が不正に情報にアクセスすることを防止する仕組みです。
また、同じブラウザであれば、2回目以降の2段階認証は省略されるため、毎回認証する手間を省くことができます。
生体認証
生体認証は、指紋認証、顔認証、虹彩認証など、ユーザーの身体的特徴を用いて認証を行う方式です。この方式は、非常に高いセキュリティを提供し、なりすましのリスクを大幅に低減します。
STEP4
情報漏洩を防ぐ「暗号化」
カプセル化されたデータは、AESなどの暗号化アルゴリズムを用いて暗号化されます。暗号化されたデータは、VPNサーバーに到達するまで、たとえ第三者に傍受されても解読することはできません。
暗号化には、以下のようなプロトコルとアルゴリズムが使用されます。
- AES:現在最も安全とされる対称鍵暗号。
- DES:歴史的に重要だが現在は安全性が不足。
- 3DES:DESの強化版。
- RSA:公開鍵暗号の代表例。
- SSL/TLS:インターネット通信の暗号化プロトコル。
AES
AESは政府機関や商業用途で広く使用されており、Wi-Fiの暗号化(WPA2)、VPN、ディスクの暗号化など多岐にわたる用途に利用されています。
- ブロック暗号:固定長のブロック(128ビット)単位でデータを暗号化。
- 鍵長:128ビット、192ビット、256ビットの3つのオプションがあります。鍵長が長いほど安全性が高まります。
DES
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1977年にNISTによって標準化された初期の対称鍵暗号アルゴリズムです。金融取引やデータ通信の暗号化に使用されていましたが、現在ではより安全な3DESに置き換えられています。
- ブロック暗号:64ビットのブロック単位でデータを暗号化します。
- 鍵長:56ビット。短いため、現在では安全性が不足しているとされています。
3DES
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3DES (Triple DES)は、DESの強化版で、3回連続でDES暗号化を行うことで安全性を高めたアルゴリズムです。現在ではAESに置き換えられつつあります。
- ブロック暗号:64ビットのブロック単位でデータを暗号化します。
- 鍵長:鍵を2つまたは3つ使用し、合計で112ビットまたは168ビットの鍵長となります。
SSL/TLS
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SSL/TLSは、インターネット上で安全な通信を実現するためのプロトコルです。
ウェブブラウザとサーバー間の通信を暗号化するために使用され、HTTPSとして広く知られています。電子メールやその他のインターネットサービスの暗号化にも使用されます。
- SSL:初期のバージョンで、現在は非推奨です。
- TLS:SSLの改良版であり、現在の標準です。TLS 1.0から1.3までのバージョンがあります。
VPN接続の種類
- インターネットVPN
- エントリーVPN
- IP-VPN
- 広域イーサネット
以下は、各VPN接続方式の比較表です。
方式 | セキュリティ | コスト | 導入難易度 | 通信品質 | おすすめ利用者 |
---|---|---|---|---|---|
インターネットVPN | 中程度 | 安価 | 簡単 | 低い | コストを抑えたい |
エントリーVPN | 中程度 | 比較的安価 | やや簡単 | 中程度 | 中規模企業(拠点数3~5拠点) |
IP-VPN | 高い | 高価 | 難しい | 高い | 拠点数が多い企業や、高機密な情報を扱う企業 |
広域イーサネット | 高い | 高価 | 難しい | 非常に高い | 大企業や、特殊なニーズを持つ企業 |
インターネットVPN
インターネット回線を利用して仮想のネットワークを構築する方式です。導入が簡単でコストも比較的安価です。
ただし、セキュリティ面では、暗号化技術を使用することで、ある程度のセキュリティを確保できますが、通信経路自体が公衆インターネットを経由するため、他の方式と比較すると潜在的なリスクが高くなります。
拠点数が少なく、コストを抑えたい場合におすすめです。
インターネットVPNは以下のサービスが該当します。
プロバイダ | 接続台数 | 互換性 |
---|---|---|
MillenVPN | 10台 | Windows Mac iPhone iPad Androidスマホ Androidタブレット Android TV Linuxなど |
NordVPN | 10台 | |
Surfshark | 台数無制限 | |
ExpressVPN | 5台 | |
CyberGhost | 7台 | |
FastestVPN | 10台 |
エントリーVPN
インターネット回線と閉域網を利用して仮想のネットワークを構築する方式です。インターネットVPNよりもセキュリティが高く、コストも比較的安価です。中規模企業(拠点数3~5拠点)におすすめです。
IP-VPN
通信事業者の閉域IP網を使用して仮想のネットワークを構築する方式です。4種類の中で最も高いセキュリティを持っています。コストは高くなりますが、拠点数が多い企業や、高機密な情報を扱う企業におすすめです。
広域イーサネット
IP-VPNの弱点を克服した接続方式です。IP-VPNと同等のセキュリティを維持しながら、より柔軟なカスタマイズや、高い通信品質を実現できます。大企業や、特殊なニーズを持つ企業におすすめです。
VPNサービスの選び方
VPNサービスをどのような目的で利用したいのかを明確にすることが重要です。
- フリーWi-Fiを使う際にセキュリティを強化したい
- 日本国内では視聴できない海外の動画配信サービスを視聴したい
- オンラインゲームや動画配信など、高速な通信速度が必要
- 海外出張先から日本のコンテンツを利用した
利用目的が明確になったら、各VPNサービスの機能を比較しましょう。
- セキュリティ: 暗号化方式、認証方式、ログポリシーなど
- 速度: 各国のサーバーの速度や、利用状況による速度低下がないかどうか
- サーバー数: 接続できる国の数や、各国のサーバー数を確認
- 利用台数: 同時に接続できる台数の制限
- 価格: 各プランの料金内容
- その他: 無料トライアルの有無、日本語サポートの有無など
実際に利用した人の口コミやレビューを参考にするのも良いでしょう。
- 公式サイト: 各VPNサービスの公式サイトには、利用者のレビューが掲載されています。
- 比較サイト: 複数のVPNサービスを比較したサイトもあります。
- SNS: XやInstagramなどのSNSで、VPNサービスに関する口コミや評判を検索することができます。
多くのVPNサービスでは、無料トライアルや30日間返金制度が提供されています。
実際に利用してみて、使い勝手や速度などを確認してから、契約を検討することをおすすめします。
以下の記事で、無料おためし・返金保証に対応しているおすすめのVPNをまとめました。
- MillenVPN:日本製で初心者でも使いやすい
- NordVP:高いセキュリティと速度を備えたVPNサービス
- Surfshark:世界でも人気が高いVPN
- FastestVPN:低価格ながらも高機能